横浜家庭菜園研究所

横浜市在住の家庭菜園初心者のブログです

穴のヌシ判ったかも

はじめに

種を撒いた畑に誰かが穴を掘って進んでいます。モグラか?

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モグラにしては、畝が小さいです。

 

一週間程

みみず?カナブンの幼虫?ムカデ?アリ?ねずみ?モグラ?もしかして蛇~?

いろいろな危険&厄介生物が頭をよぎっては、一週間程不安な日々を送っていましたが、閃きました。きっとオケラだ!?

 

オケラとは

そう言えばずいぶん長い事あっていない気がしますが、土の中をすごい速度でトンネルを掘り進む虫と言ったらオケラです。ちなみにオケラは雑食で、コオロギに近い種だそうです。

ja.wikipedia.org

オケラって田んぼのイメージがあったのですが、畑にも出るんですね。オケラの姿は見えませんが、そもそも害虫なんでしょうか。

 

最強生物
オケラはある意味最強の昆虫です。地中を掘って進み、水面に浮かんで移動し、空も飛べます。そして、オケラは我々と同じ雑食なので、オケラが通ると根もタネも害虫も全部食べられてしまうそうです。

このオケラ、てっきり害虫扱いになっているのかと思ったら、意外とそんな情報も無く、どうやら生息数が減ってきているようです。ただ一度発生するとどこかに行ってくれるまでなすすべがないようです。

 

対抗策
オケラを無農薬でなんとか駆除か防護をしたいのですが、さすがに最強生物なので駆除の方法がほとんど見つかりません。有効な手段は農薬を撒くしかないそうなのですが、それも効果が薄いそうです。

hige-oyaji.at.webry.info

被害が拡大するようなら、有効な対策を考えなければなりません。
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対策その1 水攻め
ネットで調べてみると、オケラ対策には唯一水攻めが有効かもしれません。オケラの体には産毛がたくさん生えていて、水をはじきます。なので水の上では浮いてしまうのです。オケラは深い竪穴式住居に住んでいて、横穴を採食のために使っているようです。オケラの縦穴に水を大量に入れると、オケラが浮いて逃げ出して来るので、そこを捕獲するようです。

 

対策その2 引っ越しの勧誘
畝を高くして良く土を乾燥させると良いようです。おけらはある程度湿った泥や土が好きなようで、昔は田んぼの畔道なのでよく見かけました。畝を高くして土を乾燥させると、自分から出て行ってくれるそうです。畝を碁盤の目のように十文字に切れば、被害を最小化できるのではないかと思います。

対策その3 兵糧攻め
オケラやモグラはトンネルを掘るのにすごいエネルギーを使うので、水も食料も豊富に揃っている必要があるそうです。なので、なにも植えないで、土地をやせた状態にしておくと出て行ってくれるそうです。オケラは横には余り深くは潜らないので、周りに木の板を埋めると入ってこなくなるようです。また畝があるとトンネルがそこまでになるので囲い込むことができるようです。ここでも畝は大切ですね。

 
対策その4 迷路作戦
おけらはどうやら種の撒き溝に沿って掘り進んでいるように見えます。そもそもオケラはあまり考えて掘っていなく、やみくもに力任せに掘っているだけなので、タネの撒き溝があるとそこが柔らかいので、ついつい撒き溝にそってしまうのでは無いかと思います。また、直ぐには方向転換せずにある程度真っすぐ掘り進むようです。という事は、条撒きにするときにジグザクに撒けば被害を減少させられるかもしれません。またはダミーの撒き溝を用意して、そっちに誘導するかです。

 

対策その5 鳴きまね
オケラは鳴きます。鳴くという事は縄張りかメスを呼ぶためなので、これをなんとか利用して追い出せないかと。これを実践するにはまず捕獲して鳴き声を採取し、行動を観測する必要がありますが、効果を確かめるのにはかなり時間がかかりそうです。

 

対策その6 なにもしない
オケラの穴をそのままにしておくと、乾燥したり根が浮いてしまって苗が枯れてしまうようなので、土を転圧しておきます。どうやら侵入したのは一匹だけのようなので、少し様子見をしてみます。冬になると活動しなくなるようなので、オケラのリスクを受容して小まめに枯れないように転圧をしてみます。

 

おわりに
今回は対策6を採用します。春になってオケラの被害がでるようなら何か対策を行わないと。都会では見ないと思ったら、都市部ではオケラは絶滅危惧種になっているようです。

みんなみんな生きているんだ友だちなんだ〜!
でも~
うちの種や苗を全部食べるのは、止めてくださいね。 

 

おしまい