はじめに
横浜家庭菜園研究所の6月は畑はすっかり夏模様に衣替えを終え、一旦農作業は落ち着きます。また、夏野菜の収穫が徐々にはじまります。お世話は、ツル植物の整枝と雑草対策、害虫/害鳥/害獣対策が主な作業になります。

種まき
6月は基本的に梅雨なので種まきはしないのですが、5月にまいて発芽しなかったり、虫害が酷かった種を追い播きしたり、コンパニオンプランツのタネをまいたりします。
6/1 昨年のオカヒジキのタネが発芽しなかったので、新しい種でまいてみます。

6/2 つるありインゲンとつるありスナップをつるなしの後にまいてみます。豆の後作にさらに豆なのですが、連作障害は発生するのでしょうか?

長なすのコンパニオンプランツのつるなしインゲンを追いまきしておきました。今のところどうみてもつるなしインゲンの陰に長なす(中央)が隠れています。

発芽
6月は5月末に植えた野菜が発芽してきます。ただ6月は天候が不安定なので徒長したり、発芽しないこともあります。
6/1 トウモロコシ、枝豆、ゴーヤが発芽しました。発芽率は良くありません。

6/1 ダイソーの一本ネギが発芽しました。発芽率はよさそうです。

6/1 ダイソーのみつばが発芽しました。雨が多いのでここから育ってくれるでしょう。

6/1 ダイソーのミニニンジンが発芽しました。発芽率はまずまずです。

6/8 おかひじきが発芽しました。さすがサカタのタネ
育苗
6月は5月末にまいた種を育苗して行きます。
あしたばは本葉が開きました。あしたばは本当に生育が遅いです。がんばれ!

定植
6月は育苗したトウモロコシ、枝豆、ゴーヤ、あしたばを定植する予定です。
6/8 ゴーヤを定植しました。

6/8 とうもろこしとエダマメを定植しました。
開花
6月はウリ科の雌花の開花がはじまります。雌花が開花したら早いものでは1~2週間で収穫ができるようになります。
6/6かぼちゃの雄花が咲きました。これからつるが伸び始めると思います。横浜家菜立てで立体栽培してみます。

収穫
6月はトマト、ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリ、ズッキーニ、オカワカメ、アスパラガス、ニンニク、インゲン、シソ、バジル、ふだん草、二十日大根、フェンネル、空心菜が収穫予定です。(太字は今月収穫したものです。)
6/1に収穫したものです。

6/8トマトは赤くなるとカラスにやられるので、赤くなり始めたら収穫して室内で負熟します。

6/8 フェンネルの収穫開始です。甘い香りのするハーブです。肉にも魚にも良く合います。

6/8 中玉トマトの収穫開始です
6/12 ミニトマトも収穫開始です
6/8アヤメカブ、小カブを収穫しました。
6/8 つるなしインゲンも収穫開始です。これから毎週インゲンが収穫できます。

6/12 おっと意外と早く終わるかもしれません。

6/6 アスパラガスは6月に入っても相変わらず順調に収穫できています。

6/1 バジルが安定して収穫できるようになりました。

6/9 キュウリは明日の朝収穫というところで何者かに強奪されました。今後は網をかけて保護します。

6/12 無事収穫を開始しました。
6/14 ニンニクの収穫です。
6/15 シシトウの収穫を開始しました。
曲がっている方は完全LED栽培で、味はLEDの方が上でした。

実食
タコスにトマトソースにバジルとチーズがよく合います。
お世話
トマトの芽欠き、ナス、ピーマン、シシトウの整枝、ズッキーニ、キュウリ、メロン、ゴーヤ、カボチヤなどのつるの誘引と雑草対策が主なお世話になります。
実ものはカラスのいたずら対策も必要になることがあります。
この時期は晴れると昆虫の活動も活発になるので、被害も拡大する場合があり、特にウリハムシの被害を防ぐ必要があります。コンパニオンプランツにウリハムシが嫌いと言われているネギとラディッシュを植えていますが、今のところ効果は無いようです。
6月になって雨が多いと陸生貝類も増えて来るので、晴れたら土の表面が乾くように、畑に残渣を残さないようにすることも重要です。また刈ったイネ科の雑草を敷いてみたりしてみます。
6/1赤からし菜のタネを採取しました。

さやがはじけるとこぼれます。

マスタードを作るほどは収穫できませんでしたが、まくには十分です。秋になったらまいてみます。

後半につづく
6月は記事が多くなったので前後半に記事を分けました。
肥料
肥料は6/8と6/22に上げる予定です。
横浜家菜の肥料は2週に一回これ一本です。ほんとうは毎週1回上げるのが良いらしいのですが、肥料過多になって害虫が大量発生するのを防ぐためと、畑が半日陰で生育が少し遅いので、2週に一回くらいがちょうど良いようです。
デジタル土壌酸度計
全体的に少し酸性に傾いているようだったので、苦土石灰をまいておきました。土壌の酸度に敏感な野菜もあるので、家庭菜園にはこれがひとつあれば安心です。土壌酸度以外にも温度や、光量、塩分濃度などもこれ一本で測れます。
購入品情報
フェンネルはサカタのタネを使っています。ハーブ扱いなのですが、茎は食用になるそうです。
だいぶ大きくなってきました。

オカヒジキは昨年のタネが発芽しなかったので、サカタのタネを購入したので、再度まいてみます。困った時のサカタのタネですね。



