はじめに
2021/08/10 今年は8月にしては珍しく台風が立て続けに上陸し、横浜家菜でもかなりの被害がありました。午後になり風が収まったので被害状況の確認と復旧開始です。
タネとり用に残しておいた、レタスとサンチュの株が折れました。倒れた株は抜きました。
トマトの被害状況
台風が来る前に取れる実を収穫して、不要な葉を落としておいたので、茎に目立った被害はありませんでした。カラス除けのネットが防風効果があったのかもしれません。
しかしよく見るとほとんどトマトが裂果してしまいました。トマトの裂果とは皮が日焼けして乾燥したところに、大量の雨が降り水分を実が吸収してしまうと、皮の生長が間に合わずに起こる現象のようです。今回の立て続けの台風でほとんどの実が割れてしまいました。台風の雲は筋状なので、日が差すと強烈で、今回の台風は雨も多く、畑は一時冠水状態になったりもしたので、裂果条件が揃ってしまいました。
復旧:残っている実を一旦全て収穫して、ツルを全て落としました。これから脇芽に切り替えて、秋トマトの収穫を目指します。この日のために、根元から出てきた良さそうな脇芽を残しておいてあり、ミニトマトの方はすでに脇芽にも花が咲いています。大トマトは昨年は脇芽からは実が取れませんでした。中トマトは根元から脇芽が出てきていません。まあ、ちょっと量が多かったので、大トマトとミニトマトの一本づつでも良いと思います。それにつるにならない矮星種のミニトマトの花が咲いているので、9月には収穫できそうです。
大きなシシトウの被害
不要な枝を剪定しておいたのですが、風で大きな枝が折れてしまいました。また葉も折れた部分がしおれたりしています。
復旧:株を休めるために、今なっている実を一旦収穫して、伸びすぎた枝をもう一段剪定しました。花は付いているので直ぐに復旧すると思います。
ナスの被害
ナスは台風が来る前に、一旦実を収穫して、更新剪定しておきました。そのせいか枝が折れたり、株が倒れたりはしませんでした。しかし花が全て落ちてしまったので、少し収穫に間が空きそうです。
復旧:風で折れた葉を取り除いておきました。やはり台風の前に実を取っていたのが良かったようです。また花ばかりで全く実になる気配がなかったダイソーの水ナスですが、秘密兵器のトマトトーンを吹き付けておいたのですが少し大きくなっている気がします。こっちでカバーされるかも知れません。
ネギの被害
台風前に寄せ土しておきましたが、風で倒されてしまいました。今回の台風は雨も風もすごく、続けてきたので倒されてしまいました。
復旧:完全に折れたものもありましたが、生き残ったものは再度土寄せしておきました。狭い場所で育てる場合は、杉板で挟むと良いそうですが、次回は何か考えてみようと思います。両側から挟んでしまえば風にも雨にも耐えられる気がします。
トウモロコシの被害
トウモロコシの被害が見た目は甚大で、殆どが風で倒されていました。事前に強風で倒されないように、トウモロコシの株の間にU字のガーデンポールを立てていましたが、さすがの強風には耐えられませんでした。
一つ目の台風では逆に倒れていたのに、反対側に倒れていたので、風の方向が変わったのが判ります。
復旧:幸い茎が折れたわけでは無く、根もまだ繋がっているようなので、起こして土寄せしておきました。
つるものの被害
ゴーヤとインゲン豆のツルがかなりやられています。網が風ではためいてしまって茎が折れてしまったようです。葉もちぎれてしまっていました。なぜが台風後にカナブンが大挙して押し寄せてきて葉を食害していました。風の影響で連れてこられたんでしょうか。
復旧:とりあえずカナブンを全て駆除して、完全に折れた葉を取り除いておきました。後は野菜の生命力を信じましょう。ツル物も網の前に細めのポールで誘引しておいた方が良かったかもしれません。
おわりに
とりあえす復旧を終えました。
本土に台風が上陸するのは、年に1個か2個程ですが、今年はもう二つも上陸しました。統計上はもう来ないはずですが、どうでしょうか。やはり台風が来る前に更新剪定を済ませておくと被害が少なくなるようです。
おしまい
防風ネット
トマトには風の被害がなかったので、効果があるのかもしれません。次回は試して見ようと思います。