横浜家庭菜園研究所

横浜市在住の家庭菜園初心者のブログです

Amazonの種 「おかのり」の栽培記録

はじめに
今年始めてチャレンジするオカノリの収穫が横浜家菜でも始まっています。今回はAmazonのタネから育てた「おかのり」の栽培記録です。

種 アマゾンの2023年 春種 オカノリ アオイ科 308円(送料込み)

生産地は中国です。品種は固有種で一種類のみだそうです。アオイ科で葉を食べることができる唯一無二の存在です。

おかのり
<品種特性> ●オカノリは柔らかい茎葉を摘み取って、おひたし、炒め物、天ぷらなどに利用する。 茹でて刻むと粘りが出て、火であぶると、海苔に似た食感が味わえる。 オカノリの収穫方法には「抜き取り収穫」と「摘み取 り収穫」がある。 抜き取り収穫は、一定の大きさになった株を株ごと抜 き取って収穫する方法で、摘み取り収穫は、 主茎を摘芯して、伸びて きた側枝を順次摘み取って収穫していく方法。 抜き取り収穫は短期間 の栽培となり、摘み取り収穫は長期間の栽培となる。
<栽培方法>
●定植の2週間前に、畑に苦土石灰、 配合肥料、 堆肥などをすき込 んでおきます。畝幅(上面幅)60cm、 畝の高さ10cm。 株間抜き取り収 穫をする場合は10cm、 摘み取り収穫をする場合は15~20cmを目安 に。 ●アオイ科の植物です。草丈は40~50cm (放任した場合は150~ 200cm) 位です。 日当たりのよい場所で育てる。 耐暑性、耐寒性があ る。 収穫時期は抜き取り収穫の場合は、 播種後30~40日、草丈15~ 20cmの頃に株ごと抜き取る。 摘み取り収穫の場合は、伸びてきた側 枝の先端を順次摘み取って収穫する。
<播種・収穫時期>
発芽温度:15~25 ℃
中間地
 播種 4月下旬~9月下旬
 収穫 5月中旬~11月中旬
温暖地
播種 4月下旬~9月下旬:
収穫 5月中旬~11月中旬 :
数量: 4ml
生産地: 中国
2022年 有効期限:発芽率検定試験日より1年
12月現在発芽率 70%以上この種子は播種専用のものであり、食用および飼料用には使用し ないで下さい。 お子様の手の届かない所で保管して下さい。
※種子の保管方法:高温となる場所を避け、湿気を通さない容器で保管して下さい。 種子と責任 種子は、播種後の栽培条件や気象条件などにより結果が異なる場合があります。 万一種 が原因とする結果不良の場合でも、種子の本質上、お買い上げ代金以上の補償はできません。ま また、商品の生長後や収穫物に対する補償はいたしかねます。予めご了承の上播種願います。 発売元 (株)国華園 〒594-1192 大阪府和泉市善正町10
* 栽培暦は目安で地方により異なりますので、貴地の気候に合わせて栽培してください。

畝 横浜家菜畝(50cm四方)中畝 5株
栽培方法 摘み取り栽培
肥料 微粉ハイポネックス 二週間に一回
農薬 なし
害鳥対策 なり
害虫対策 なし
雑草対策 人力
お世話 特になし


発注 4/10 Amazonで国華園に発注しました。どうやら季節以外は取り扱っていないようで、6月には買えなくなっています。
到着 4/20 郵便で到着しました。直ぐ届くAmazonに慣れていると、ちょっと心配になった頃に到着です。種は結構入ってます。

種まき 4/23 ポット播き
7.5cmのポットに培養土を擦切り入れて水をやり、水を抜いたら種を置き、バーミュキュライトをかけて、しっかり圧をかけて種まき完了です。

発芽 4/27 4日で発芽しました。発芽率は良さそうです。

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定植 5/21 種まきから約一ヶ月で畑に定植しました。右下がおかのりの苗です。本葉が3〜4枚が適期だそうですが、成長はかなり遅いようです。

定植後に水をあげておきます。

成長記録 6/10 やっと大きくなりはじめました。しかし他の野菜に比べて成長は遅いと思います。
大きな二つが最後まで育てた苗で、周りのは間引いたものを先に畑に植えていたものです。LEDで室内で育てた方が大きくなっています。

収穫開始 6/17 ここ一週間で一番大きな真ん中の株が、アオイ科らしく急に草丈が伸びだして収穫できる大きさに成長しました。草丈が15〜20cmに成長したら抜き取って収穫するか、25cmくらいになったら、先端を7〜8cm摘心して脇芽を収穫するそうです。今回は真ん中の株は大株に育てて摘み取り収穫を行います。

よく見ると小さな花が咲いていました。花は摘み取ることにします。

取らぬたぬきの経済性
成長しはじめると大きくなるのが早いので、かなりの収穫が見込めそうです。今回は横浜家菜畝に5本植えているので毎週11月中旬まで約6ヶ月間収穫できるとすると、30回分収穫できそうです。ひと袋100円とすると3、000円程度になるので、種代は直ぐにに回収できそうで、まずまずの経済性ではないでしょうか。

実食
おかのりは茎も食べられるらしいのですが、初物は「おかのり」定番の食べ方の葉をごま油であぶって本当に「のり」のようになるか確認してみます。
収穫したおかのりの葉を水洗いしてペーパーで水気を取ります。

ペーパーで挟んで小1時間程乾かします。オカノリの葉は収穫すると直ぐにシナシナになるので、ちょっと乾かしたほうがごま油を塗りやすいようです。

ごま油を付けて、フライパンで焼くと、たしかに「のり」のようにパリパリになりました。

食感は確かに「のり」ですが。味は少しほっこりとしたじゃがいものような、ほのかな甘みのある味がします。粗塩をふると「韓国のり」のようになりとても美味しいです。お皿に盛るとどう見ても「のり」です。

実食 その2 茎も食べてみる
第二回目の収穫時は、茎と小さい葉っぱを茹でて叩いてみました。茎を先にお湯に入れてよく茹で、葉はさっと茹でてみじん切りにして、まな板の上で包丁でトントン叩いて行きます。叩くと粘り気が出てきて、きれいな緑色になります。

めんつゆをかけたら、生のりぽくなりました。あじは「めかぶ」です。

焼き海苔風と生のり風、同じ時期に取れる無限シソと、シーチキンパセリで和食風の夕飯になりました。甘辛くしたら「ごはんですよ」になりそうです。

お世話
雑草を人力で取り、肥料として微粉ハイポネックスを500倍に薄めて二週間に一回あげています。害虫はつきにくいようで、ここまで無農薬で育てられています。「おかのり」は放おって置くと草丈が2mにもなるらしいので、50cmくらいになるように摘心してゆきます。
おわりに
人生初オカノリの栽培で、天候のせいか生育が遅く心配しましたが、梅雨に入り急激に伸びてきたので、これからが楽しみです。たしかに食感は「のり」になりました。茎と葉を茹でて刻むと粘り気がでて「生のり」になりました。甘辛くすると「のり佃煮」のようになるらしいのですが、追って検証してみようと思います。とりあえず、オカノリは「のり」の食感になります!

おしまい

資材情報
肥料
微粉ハイポネックスを500倍に薄めてつかっています。付属の軽量スプーンで5gを4回、4Lのジョウロに入れて、水で薄めてできあがりです。これを2周間に一回まいています。

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