はじめに
健康野菜オカヒジキの収穫が横浜家菜でも始まっています。今回はタネから育てたオカヒジキの栽培記録です。
タネ 2023年 アカザ科オカヒジキ属 330円(税込)
品種名はなし(在来種)で、岩手県産です。薬剤処理はされていません。
畝 横浜家菜畝(50cm四方)
栽培方法 高畝
肥料 微粉ハイポネックス 二週間に一回
農薬 なし
害鳥対策 なし
害虫対策 なし
雑草対策 人力
お世話 なし
種まき 4/9 本来は畑に筋まきするようなのですが、この時期はまだ畑が空いていないので、7.5cmポッドで育苗してみます。タネを4粒入れて、バーミキュライトで覆土して転圧しておきました。
発芽 4/13に発芽しました。種まきから4日なので、発芽は早いようです。3つ発芽したので発芽率は75%です。これからLED栽培をしばらく続けて行きます。
生育中 5/13 発芽は早かったのですが、なかなか大きくなってきません。生育は他の野菜に比べて、だいぶ遅いようです。左下の細いのがオカヒジキです。
定植 5/21 草丈が15cmくらいになったので畑に定植しました。成長はかなり遅くちょっと心配ですが、日当たりの良い一等地に定植してみます。
種まきから42日目ですが根がほとんどまわっていません。やはり生育がかなり遅いようです。
乾燥に強い野菜だそうなので、LED栽培だと水分が多く根が成長しないのかもしれません。ちょっと心配なので、この時点で余った種を直巻きしています。
初収穫 7/8 7月に入りやっと茂ってきました。種まきから3ヶ月、定植から1.5ヶ月でやっと収穫開始です。
先端から15cmくらいを摘み取りました。3株でこれくらいの収穫になります。
初収穫の重さは54グラムでした。半パックといったところでしょうか。
ほんとうは草丈が15cmになったら、先端の10cmを収穫していくらしいのですが、この葉っぱの形状なのでどこが先端なのか分かりにくいです。茎は硬いので枝分かれした先端を収穫して行きます。
経済性
オカヒジキはちょっとした高級野菜で一パック60〜80グラムで200円〜300円になります。
各週で2ヶ月収穫できるとすると、6パックほどとれる計算で、一パック200円とすると1、200円程度になるので、まずまずの経済性ではないでしょうか。おかひじきは、どちらかと言うと、珍味系の野菜の気がします。
お世話
鳥にも害虫にも被害にあわず病気にもならないので特になにもしていませんが、途中まで生育が遅いので、せっせと除草して上げる必要があります。
実食
初物はツナとあえて食べてみました。
硬い茎を取り除いて5cmくらいに刻んでおきます。葉は細くてしっかりしています。乾燥に強い野菜だそうです。生で食べると少し青臭いですがシャキシャキ食感です。
さっと茹でると、透明感のあるきれいなグリーンになります。ひじきには見えませんが、確かに海藻のようです。この時点でアクや青臭さはなくなります。
湯切りしてツナ缶と一緒に同じなべであえて、醤油大さじ1、塩少々で完成です。
シャキシャキとした食感ですが、色も食感も「ひじき」とは少し違います。
オカヒジキはシャキシャキとして、アクがなく食感を楽しむ野菜のようです。とても美味しくいただけました。
おわりに
おかひじきを初めて栽培して、初めて食べてみましたが、シャキシャキとした食感ときれいな緑色が特徴の野菜です。特にお世話をすることもなく手間のかからない野菜です。もしかしたら、葉が細いので少し食べられていても気が付かないのかもしれません。初収穫後は結構なスピードで成長しているようで、これからしばらく収穫できそうです。
おしまい
資材情報
種
近くで買えなければ、Amazonで購入することができます。350円程です。
オカヒジキは野草に近く、品種はありません。
肥料
微粉ハイポネックスを500倍に薄めてつかっています。付属の軽量スプーンで5gを4回、4Lのジョウロに入れて、水で薄めてできあがりです。これを2周間に一回まいています。
参考情報