はじめに
やっと台風と大雨が来そうにないので、今週は家庭菜園で親父様に「うね」の作り方を伝授してもらいました。
うね
「うね」とは、畑の種や苗を植える時に少し土を高くしてある所です。
だそうです。
なので、種の袋の裏には、「うね」の作り方が書かれています。
例えばこのダイソーのほうれん草だと、
1.畑の準備
タネまきの二週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。畝の全体に元肥をまいてよく耕し、幅90㎝ほどのうねをたてます。
たぶん普通に家庭菜園を楽しんでいる人には、”OK!”って感じなんでしょうが、なにせ初心者なので、
- ”タネまきの二週間くらい前”とか、まき時の二週間前から畑は準備しないとダメってことのようですが、そんな計画的なのを書かれて過去には戻れないのでこまります。”今からタネまきたいんですけどダメですか?”とか
- ”石灰を施し”って”どれくらいか量が分んないですが?”とか
- ”よく耕し”って”どのくらいの深さまで耕す必要があるのですか?”
- ”幅90㎝ほどの”って”60cmじゃダメなんですか?うねの高さはいくらにしたら良いんですか?”
など、全ての表現があいまいで、疑問が次から次へと湧いてきて、この表現だけでは難しいのです。次の種まきの説明は、うって変わって親切です。
2.種まき
畝の表面を均し、直角方向に条間15㎝で深さ1㎝のまき溝をつけます。タネを条まきし、覆土を掛けて軽く鎮圧します。
あえて言えば、”覆土を掛けて軽く鎮圧し”がどのくらい軽くなのかが判らない程度です。
挫折しそう
タネをまくまでに、ポッキリ”うね”で挫折しそうです。
親父様登場
そこで親父様に「うねのたて方」を教えて頂きました。
1. ”石灰”は適当にまけば良いようです。ちなみに石灰は酸性の土壌を野菜の好きな弱アルカリ性に変えるためのものなので、適当に軽く白くなる程度に撒いておけば良いようです。二週間っていうのは適当で、雨が一回ふって、石灰が溶けて土と反応してなじむくらいの感覚だそうです。
2. ”よく耕し”は野菜にもよりますが、適当に鍬が入る程度だそうです。ちょっと力任せに耕しすぎて(50cmくらい)畑がふかふかになってしまい、親父様がよろけていましたが、普通の野菜は30cm程度で良いようです。
3.”畝の全体に元肥をまく”とは、野菜の肥料を適当にうっすらまくようです。肥料は腐葉土(雑草や落ち葉を集めて、少し土をかけておくとできあがる)を一緒に漉き込む程度でも良いようです。肥料が多いと肥料焼けで枯れてしまうこともあるので、まずは少なめで初めて、苗が育って来たら追肥をあげるので良いそうです。ちなみに肥料をまくときは、うっすら元の畑の土が見えなくなる程度で良いそうです。
ここからが本番
ここまででも腐葉土の漉き込み等を行って、結構な重労働だったんですが、ここからやっと”幅90cmほどのうね”をたてます。で、どう立てるかと言うと、
1. うねが真っすぐになるように水糸をかける。
2. 糸にそって、鍬を斜めに土に入れ、軽く(20cmくらい)V字に掘って行く。
3. 掘った土で山ができたら、鍬で軽く押して平らにする。
左端が親父様で残りは僕ですが、うねうねしています。
親父様との会話
・ ”親父様V字に掘りましたが、あとはどうしたら良いのですか?”
・”それで終わりだよ。”
・”いやなにも「たてて」ないですけど・・・”
・そこは溝で、掘ってできた山を鍬で平らに押した所に、苗を植えればいいんだよ。
どうやら、”うねをたてる”とは、土を盛り上げるのではなくて、どっちかと言うと”溝を掘る”ことのようです。
家庭菜園は計画的に
これでやっとタネが植えられる~! いやいや二週間後か。
全身筋肉痛
不安定な足元で、なれない鍬をふるったので、もちろん即日全身筋肉痛です。家庭菜園は結構な運動量になります。うねを立てた後の、タネまきや苗植えも、中腰で腰にきました。ちょっとした腰のこりには、ルルドマッサージチェアを愛用しているのですが、さすがに全身コリコリで、肩とか首の後ろとかは難しいので、パナソニックのコリコランはぜひ試して見たいです。
もしもらえたら、中野島ロボットが詳細にレポートしますね。